1998年6月26日
神奈川県川崎市にて
そこで、代わりと言ってはなんですが最近見かけてスナップを撮っておいた物件を紹介したいと思います。
↑最初に通り掛かって見つけたのがこれ。伸び放題の雑草と壁の痛み具合、良く見るとガラスも何箇所か割れています。
↑ちょうど裏に回って撮影。鉄筋コンクリート造り３階建てが３棟と木像の平家（物置き？）がこの敷地内に建っています。
↑木造の棟。物置きの様ですがなにせ窓という窓が御丁寧にベニヤで塞がれていて中を伺い知ることが出来ません。
↑鉄筋コンクリート造りの方も同様に塞がれています。といっても１Fのみで2、3Fはそのままです。そのためあちこちで…
ガラスが割れています。中はさぞかし…見てみたい衝動にかられますがぐっと我慢(^^;
総評：外壁の様子や割れた窓ガラスなど、「廃墟」と呼ぶに一応十分なのですがやはり物足りないですね。何が原因か検証してみるに、一つはコンクリート部分そのものが崩れているといったことが無いということ、もう一つは建物そのものの造形ががあまりに単調であるということ（註１）。こういった単調な造形ではやはり街の区画がひとつ埋まる程の数が纏まらないと「廃墟としての凄み」は現出しませんね…
（註１）建物そのものの造形的な面白さは、例えば下に示すくらいのものがあるとかなりレベルが高いといえましょう。
これは今回の物件からさほど遠く無い所にある現在も使用中の建物、廃墟ではありません(^-^)
しかしこの建物「ばかけんちく探偵団」で取り上げて貰えそうなくらいにイっちゃってますね〜。設計事務所に良いように騙されたのかはたまた個性溢れ過ぎの社長さんの意向か…あ、これ建設会社の建物か。
…十中八九社長だな、こりゃ。(^-^)