電波系性格検査地雷質問群

小林竹生

（あなたがもし、公務員試験の最難関といわれるところの某国家試験を受験し、努力の甲斐もあって運良く一次試験に合格したならば、二次試験において以下のような性格検査に出会うことになる。なぜこのような検査が必要とされるのか、その精確性・実効性はどの程度のものなのか、詳しいところは不明である。また、当該試験においてこの検査が、具体的にどのように利用されるのか、どれほど重視されるのかについても外部からは伺い知れない。ともあれ、その場において度肝を抜かれたり、笑い出してしまったり、間違っても「はい」などと答えてしまわぬよう、よく読んで参考にしてほしい。）

｛検査を始めるまえに｝

・以下の質問を読んで、「はい」か「いいえ」のどちらかに必ず○印をつけてください。

・この検査はあなたの本当の性格を知るためのものです。あまり深く考えず、感じた通りに答えてください。

・この検査は、人物試験の際に資料とするためのもので、成績には直接関係しません。自然な気持ちで検査に臨んでください。

｛質問｝

・私は神の使者である（はい／いいえ）

・どこからともなく声が聞こえる

・私の臭いは強烈だ

・時々ふっと死にたくなる

・誰かが私の心を操っている

・みんなが私を陥れようとしている

・異性が怖くてたまらない

・畳の上では死にたくない

・私には大いなる使命がある

・時々息をするのを忘れる

・みんな死なせてやりたい

・私には何の価値もない

・誰も信じられない

・生き物を殺すのが好きだ

・私だけの神がいる

・寝汗にまみれて目を覚ます

・夜眠るのが怖い

・宇宙人の友達がいる

・常にむかついている

・何もかもが面倒臭い

・何ものも私を止められない

・人と話をするのがつらい

・時々自分を抑えられなくなる

・突然飛び跳ねる

・いきなり歌いだす

・殺したいほど憎い人がいる

・もう生きていたくない

・生まれてこなければよかった

・何度も自殺を試みた

・人間は病原菌の塊だ

・何を食べてもおいしいと思わない

・この世に楽しいことは何一つ無い

・人の視線が怖い

・誰かに監視されている

・体中を虫が這い回っている

・人を殺してもなんとも思わない

・自分の髪の毛を引き抜くのが好きだ

・めちゃくちゃに物を壊したくなる

・人をいじめるのが好きだ

・人からいじめられると嬉しい

・明日にも世界が滅びてほしい

・異性に強姦されたい

・同性に強姦されたい

・性器なんていらない

・他人が羨ましくてたまらない

・私は取り残されている

・殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺

・誰も私のことを判ってくれない

・自分自身を否定している

・私には愛情が無い

・私には人の心が無い

・私は実は人間ではない

・異性を強姦したい

・同性を強姦したい

・人をこころゆくまで痛めつけたい

・何をしても無駄だ

・他人なんて虫けらだ

・自分は特別な存在だ

・他人を奴隷にしたい

・誰かの奴隷になりたい

・空を飛べる

・殺人光線を出せる

・政府に殺されかけた

・何でもお見通しだ

・できれば人に会いたくない

・こんなはずではなかった

・何だか体中がだるい

・生きているのがつらい

・もう死んでしまいたい

・常に息苦しい

・みんな私の敵だ

・すみっこでじっとしているのが好きだ

・何にもしたくない

・殺されたい

・私は人並み以下だ

・私の後ろに常に誰かが立っている

・何かが視界の隅を通り過ぎる

・得体の知れないものが私を見ている

・何だかよく判らない生き物が家にいる

・私の中に何かが住んでいる

・何かに取り憑かれている

・みんな私に夢中だ

・私は誰からも嫌われている

・私を好きになる人なんていない

・みんな私のせいだ

・私に関わるとみんな不幸になる

・何をやってもうまくいかない

・誰かを尾行したことがある

・真夜中、無性に叫びたくなる

・赤ん坊を見ると殺意を覚える

・嫌いな人は殺してもいい

・くさい臭いをかぎたくなる

・人に嫌われるのが好きだ

・人を食べてみたい

・誰かに食べられたい

・何者かに追われている

・幼児と性行為をしてみたい

・生後二カ月からオッケーだ

・両親を心底憎んでいる

・この世界は何もかも間違っている

・他人の血を見ると気分が良くなる

・他人が苦しむ様をみたい

・自分自身を痛めつけたい

・もう我慢できない

・私は天皇だ

・私は全知全能の存在だ

・無意識のうちに奇声を発している

・無生物と朗らかに話し合える

・もうおしまいだ

・気を抜くと心臓が止まりそうになる

・天候を変えられる

・ＵＦＯを呼べる

・私は必ず復讐を遂げる

・裸で町なかを走り回りたい

・この世とは違う世界に行ったことがある

・実はその世界から来た

・傷口から変なものが出てくる

・一人ぐらい殺しても罪にはならない

・人前で排泄をしたい

・他人が排泄するところを見たい

・一つのことがいつまでも頭を離れない

・今後世界を征服するつもりだ

・世界を動かしているのは私だ

・意味もなく笑い出して止まらなくなる

・理由もないのに泣くことがある

・些細なことで我を忘れるほど怒りだす

・私は常に幸せだ

・私は常に正しい

・突然目の前が真っ暗になる

・時折火の玉を見る

・それはプラズマのせいだ

・時折幽霊を見る

・それもプラズマのせいだ

・時折金縛りにあう

・何もかもプラズマのせいだ

・人の顔が全て同じに見える

・何も憶えられない

・他人の話を聞く気がしない

・いつもうわのそらだ

・何者かに脳味噌を吸われている

・命を狙われている

・死死死死死死死死死死死死死死死死死死

・私は常に不幸だ

・私とは違う私がいる

・もうすぐ世界は滅びる

・私にしか見えない存在がある

・私への攻撃は断じて許さない

・饅頭が怖い

・頻繁に殺意を抱く

・罰を与えてほしい

・人の目を見るのが怖い

・生き物にさわれない

・みんなが私を責める

・風が吹けば桶屋が儲かる

・寝ている間に何かがやってくる

・私は負け犬だ

・私はダメ人間だ

・大きくなれる

・小さくなれる

・無数に増えることができる

・私は誰よりも美しい

・私の才能は計り知れない

・愛は地球を救う

・ロケットパンチがすぐになくなる

・だからだめなんだ

・私はできそこないだ

・気がつくと万引きをしている

・記憶が途切れ途切れになっている

・私が何人もいる

・妖精が絶えず周りを飛んでいる

・いつまでも手を洗い続けてしまう

・誰にも理解できない言葉で話せる

・世の中の悪いことは全てＣＩＡの陰謀だ

・みんな誰かのせいだ

・何かに心を食べられている

・いつのまにか嘘をついている

・いつのまにか人を殺している

・胎児に戻りたい

・何を見ても性器に見える

・みんなバケモノだ

・私を憐れんで水が黒くなる

・ネジを締めると腕が痺れる

・十字路で悪魔と契約をしたことがある

・地獄の猟犬がつきまとう

・誰かが戸口に粉を撒く

・審判の日が意のままになる

・脳味噌が三つある

・地獄から列車が来る

・私の心が人間のように歩き回っている

・動物を飼うとすぐに死ぬ

・私は全てをブチ壊しにする

・私には使い道が無い

・私の書く文章を誰も理解できない

・私が上に立つと芝生が枯れる

・踊りだすと倒れるまで続ける

・私は今夢を見ている

・火星の耳輪黒人にうなされる

・もう何年も言葉を発していない

・犬に玉葱を食べさせるのが好きだ

・猫にエビを食べさせるのが好きだ

・蟻を虫眼鏡で焼き殺すのが好きだ

・死体を自室に貯蔵している

・私の中は汚いもので一杯だ

・吹き出物から小人が出てきたことがある

・私が話しかけると相手は発狂する

・ウオノメに睨まれたことがある

・遺伝子は異星から来た

・私は限りなく妖精に近い存在だ

・困ったときは小人が手伝ってくれる

・いつか革命を起こそうと思う

・アヤムリチャリチャをゴレンできる

・人を呪い殺せる

・何もかも無意味だ

・今にも正気を失いそうだ

・弱者は死んだほうがいい

・我々は万葉集を失った

・広い所に出ると不安で堪らなくなる

・私は全てを否定する

・私は善を欲して悪をなす

・私は大きな力の一部だ

・私には性格も顔も性別もない

・消えて無くなりたい

・みんな私を嘲笑う

・闇の中に何かを見る

・私の血は赤くない

・私の体はバラバラになる

・私の影は自分の意思を持っている

・人の魂を嗅ぎ分けられる

・世界の果てが私を呼んでいる

・心臓を取り出せる

・私には帰るべき場所が無い

・死者の魂を呼び寄せられる

・私は既に死んでいる

・国家なんて必要ない

・いつのまにかすっごいことになっている

・進化から遅れている

・運命が私に悪意を抱いている

・何が何だかさっぱり判らない

・もうどうでもいい

・血血血血血血血血血血血血血血血血血血

・心のどこかが欠けている

・過去の失敗が頭から離れない

・一日中通りを行ったり来たりする

・核兵器を保有している

・死後の世界を見たことがある

・存在の歯車が回りだす

・私の本性は手に負えない怪物だ

・何かを待ち続けている

・挨拶するときは常に直立不動だ

・宇宙の彼方からいつか迎えが来る

・いかなる手段を取ろうとも目的を遂げる

・知能と人格とは比例しない

・ユダヤ人は世界を支配しようとしている

・闇夜に啼かない烏の声を聞いた

・生まれる前の親が恋しい

・理性なんて何の役にも立たない

・必要なものは何一つ手に入らない

・人は死ななければ幸福になれない

・写真を撮られると魂が抜ける

・わたしはあなたでありあなたはわたしだ

・気体になって漂える

・液体になって流れていける

・私は卵から生まれた

・私はシャツに包まれた小麦から発生した

・今度は熱いお茶が怖い

・地獄の扉がすぐそばに開いている

・私の中に一つの世界がある

・守護霊が私を守ってくれる

・生き物を力一杯引き裂きたい

・三親等以内の親族と性交したい

・満月の夜の記憶がない

・私はいつも独りぼっちだ

・病病病病病病病病病病病病病病病病病病

・保健所に捕まえられたことがある

・世の中莫迦ばっかりだ

・私が死んでも誰も悲しまない

・臭くて苦い毒汁を出せる

・私の居場所はどこにも無い

・私の考えを誰かが盗んでいる

・自分自身が時々恐ろしくなる

・前世は世界を救う戦士だった

・世界の平和をこの手で守っている

・宇宙人の血を引いている

・私は最終兵器だ

・生まれる前から呪われている

・性器からいろんなものが出てくる

・この先何もいいことはない

・何もかも決まりきっている

・私は永遠に救われることが無い

・医者は必ず人体実験をする

・権力は常に正しい

・権力は必ず嘘をつく

・私の容貌は異常なほど醜い

・爆発できる

・周囲の人々が偽物にすり替わっている

・説明できない何かが迫っている

・もうすぐ恐ろしいことが起きる

・全てを軽蔑しきっている

・法律が邪魔で仕方がない

・今丁度300問目だ

・他人が虫ケラのように思える

・何でもいいから注目されたい

・人の話には必ず裏がある

・時折手がつけられないほど凶暴になる

・この世界は本当は存在していない

・ミシンと蝙蝠傘が手術台の上で出会った

・命令されればどんなことでもする

・私は何をしても許される

・地球は平らだ

・何もかも喰い尽くしたい

・私のことは誰にも知られたくない

・排泄物が愛しい

・大便は人肌に限る

・私は特別な人間だ

・私のために誰かを犠牲にしても構わない

・私の食べるものに誰かが毒を混ぜている

・死者が訪ねてきたことがある

・超越的な力が水道水をおいしくする

・宇宙超次元陰謀古代霊界転生は存在する

・特に理由もなく不安で堪らなくなる

・私は不当に苦しめられている

・私は使い捨ての道具だ

・私は常に被害者だ

・人類に生きる価値はない

・災いが来る 災いが来る　災いが来る

・子供をつくることは許されない過ちだ

・生き物を食べることは許されない過ちだ

・誰も私の言うことを信じてくれない

・原因不明の奇病に侵されている

・ひねくれて星を睨んだことがある

・イルカはアトランティスからの使者だ

・カマドウマはムー大陸からの使者だ

・他人のものは私のものだ

・気がついたときには全てが手遅れだ

・人間を売って儲けたい

・大切な玩具を壊されたことがある

・私は神そのものだ

・生まれてくる時代を間違えた

・誰からも無視される

・サヨナラだけが人生だ

・私はこんな所にいるべき人間ではない

・大人はみんな汚い

・若者には夢もチボーも無い

・盗んだバイクで走り出したい

・常に口が半開きだ

・目を閉じれば世界が消える

・私の手が勝手に文章を書く

・底抜けのド迫力だ

・一つの事を徹底的にやり続けてしまう

・テッテ的というのが正しい文法だ

・穴の中に隠れたい

・やりたい放題だ

・月に吠える

・夜歩く

・宇宙をかき混ぜてみたい

・周囲が不快で堪らない

・言葉が掻き毟られている

・暗い所に繋げられていた

・ゴムのチキンで測るんだ

・誰でもいいから助けてほしい

・無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄

・他の人とは違う世界を見ている

・自分自身と絶えず戦っている

・兵隊の位で言うと平等兵だ

・みんな騙されている

・私は貝になりたい

・胎児の頃に悪夢を見た

・なんのためにここにいるのかわからない

・何者かの妨害を受けている

・私は完全には生まれていない

・棺桶に片足を突っ込んでいる

・頭に翼が生えている

・常に何かを疑っている

・目に見えない敵がいる

・火とともに歩んでいる

・正義は必ず勝つ

・この世はお告げに溢れている

・じっとしていられない

・動かない

・きれいはきたない

・私は何ものにも無関心だ

・世界は七色に輝いている

・蟻の足音が聞こえる

・周囲の時間が止まることがある

・何も思いつかない

・結論を出せない

・前世を繰り返している

・私は存在していない

・何も思い出せない

・誰かが私をリモコンで操縦している

・自分の考えでない考えが浮かぶ

・わたしはわたしであってわたしではない

・どこかで怪物が生まれている

・太陽が黄色いと殺人を犯す

・根っこを見ると吐き気を催す

・先祖に狐憑きがいた

・私は乾電池で動いている

・私は壊れている

・悪人は全て人豚にするべきだ

・壁に向かって独り呟く

・腐りかけている

・自分が誰だか判らない

・食べ物を無限に配れる

・何もしたくない

・心が体から離れていく

・笑顔で暴力をふるう

・大切なものを見失ったようだ

・愚民どもを支配したい

・宇宙は音楽を奏でている

・からっぽに呑み込まれそうだ

・壁の染みが人の顔に見える

・明日も今日が訪れる

・嘘をつくと真実になる

・みんなが私のことを話している

・何かが何かを何かしている

・世界は病んでいる

・人間は病である

・勝ちか負けでいうと負けだ

・秘密組織に改造手術を受けた

・宇宙の謎を探り続けている

・私は全てである

・私はそこにありかしこにある

・私は生まれ変わった

・存在は固有の数字を持っている

・言葉に穴が空いている

・地球は蒸気で動いている

・聖書は私が書いた

・舌が勝手にしゃべりだす

・失うものは何も無い

・突然涙が溢れ出る

・私は怯えて震える小動物だ

・悪夢が現実になる

・私のためにオーケストラが演奏している

・脳髄は物を思う所ではない

・どうしても行けない場所がある

・自分が自分であることを不快に感じる

・本を読むと必ず私のことが書いてある

・自分の死体を見たことがある

・私の中は空っぽだ

・私は宇宙の中心だ

・燃え上がる象が走ってくる

・神の光線が不可能な神経の救済を行なう

・私は全てを奪われた

・痛みを感じない

・野生動物に育てられた

・そこら中水浸しだ

・地平の果てで何かが企まれている

・空からイヤなものが降ってくる

・小さな大名行列を追いかけたことがある

・夜になると光を発する

・あのケーキは腐っている

・私は安い

・エリートは完全な人間であるべきだ

・全てを支配する法則を知っている

・常に何かを演じている

・八方塞がりだ

・自分自身を燃料にして走っている

・立ち止まって休むことができない

・すぐに答えが出ないと我慢できない

・努力しても結果が正しいとは限らない

・全て正しいか全て間違っているかだ

・もういやだ

・もうたくさんだ

・もううんざりだ

・家に帰りたい

・嘘だと思っているだろう